秋晴れのある日、青空を眺めていた時のことです。青空と共に目に入ってきた街路樹のイチョウ並木に関して、ある疑問がわいてきたのです。それは、「銀杏」。つまり、イチョウになっている実のことです。同じように見えるイチョウの木々なのですが、まさに鈴なりに銀杏がなっているものと、まったく実がなっていないものとがあることに気が付いたのです。はじめは、陽のあたり方が違うからかなと思ったのですが、どの木も、みな日当たりのよい場所に生えていて、大きな違いは見当たりません。土のせいかとも考えてみたのですが、どれも同じ色や質感で、さほど異なっているわけではありませんでした。たかが銀杏なのですが、気になりはじめるとどうにも止まらず、結局、調べてみることに。さすがはインターネット。すぐに答えが見つかりました。要は、イチョウの木には、オスとメスとがあって、銀杏がなるのは、メスの木だけとのこと。鈴なりに実をつけていたのは、メスの木だったということでした。それにしても驚いたのは、樹木にもオスとメスがあるということでした。確かに小学校の時に、おしべとめしべを習ったことはありましたが、勝手に「それは花のこと」と思い込んでいました。秋晴れの日、偶然に助けられ、少し賢くなった気がしました。
